2012年12月1日土曜日

入院患者の夜(一般病棟)


目の前にいる人・・・軽い失認識がみられるが、頭しっかりしている。。 夜間のムズムズ脚(おそらく、レストレッグス症候群)と両症状による 不眠に苦しんでいる。 辛くて苦しくて、そんな自分が悲しくて、どうしようも無いのだと言う。 そして、家族が心配。と。深夜・早朝関係なく連絡して欲しいと。 こんなに辛いのに、どうして誰も助けてくれないの。 と。 話を聴く。どうしたらいいかなぁ。一緒に考える。 「情けない。悲しい。」と。 「一杯、心配があるのですね。」と私。 「一杯どころか、二杯も三杯も心配です。」と。 思わず二人で笑う。やはり、頭しっかりされている。 日付が1日とんでいるが、納得出来ないと。家族と電話するまで。 時間は早朝4時~5時。電話出来ない事もわかっている!と。 だから尚更苦しいと。誰も聞いてくれないと。 そうかぁ。そうかぁ。話を聴きながら、肩をさする。 「少しでも眠れるといいなぁ。」 「眠れないです!あ~情けない!」 私はボケてないと思う!って主張される。ボケてないですよ。 しっかりしているから、そう思うのでしょうね。 脚が痛いと。看護師さん呼ぶ。湿布を貼ってもらう。 その後、熟睡されていた。 話を聴く事がいかに重要かわかる。 聴いてもらう事で落ち着かれる。 それまでは、ずっとご家族の名前を呼び続け ご飯の準備を・・・と、訴え続けていらしたのです。 気の毒でしょうがない。ご家族の知らない毎晩の日課。

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